私たちについて

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輪島塗神楽坂行商プロジェクト
「たびいき」とは

輪島塗のプロデューサー「塗師屋(ぬしや)」は、お客様の声を聞きながら商品を企画し、最後の工程「塗り」を施した製品を自ら持って行商し、各地を行脚しました。この行脚を輪島の職人たちは「旅行き(たびいき)」と言います。この江戸時代から続く商習慣「たびいき」にならって、輪島塗の伝統を再認識してもらい、新たな価値を提案します。今年の1月1日に発生した能登半島地震では、輪島塗の工房も多くの被害を受けました。その中で再生することができた輪島塗の漆器を通して、神楽坂をはじめとして地域と地域との結びつき、人と人との交流を育み、輪島塗の伝統と新たな価値を伝播させることがこのプロジェクト「たびいき」の目的です。現代の塗師屋として「たびいき」は活動してまいります。

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輪島塗とは

日本を代表する伝統工芸品の一つ「輪島塗」。平安時代に起源を持ち、江戸時代にはステータスシンボルとして重宝されてきました。100以上もの工程で作られる輪島塗の特徴は、とにかく丈夫で塗りが美しいことです。職人の手作業による重ね塗りで深い光沢を持つ輪島塗は、修復が可能。日常で使い続けることで、より深い味わいが出てきます。

輪島塗とは

日本を代表する伝統工芸品の一つ「輪島塗」。平安時代に起源を持ち、江戸時代にはステータスシンボルとして重宝されてきました。100以上もの工程で作られる輪島塗の特徴は、とにかく丈夫で塗りが美しいことです。職人の手作業による重ね塗りで深い光沢を持つ輪島塗は、修復が可能。日常で使い続けることで、より深い味わいが出てきます。

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塩安漆器工房とは

安政5(1858)年に初代塩安忠左衛門が輪島塗の塗師(ぬし)として独立したのが始まりです。工房では代々受け継いだ技術を今に伝え、「古き良き輪島塗」と「新しい輪島塗」を追求しています。日常使いの器からスピーカーまで、お客様の希望に沿った品物を作り上げます。

>>塩安漆器工房公式ウェブサイト

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塩安漆器工房 塩安眞一さんに聞く

能登半島地震の被害の様子を改めて聞かせてください。

工房の建物は真っ直ぐ建っていますが、基礎がやられていたり、柱が裂けたりしました。工房の敷地の中では十何本もの地割れが入り、その幅が10cmぐらいのところもありました。品物も、展示していた物とか、棚に載せてあったりした物は、ほぼ倒れて傷がつき売ることができない物が多いです。

塩安漆器工房 塩安眞一さんに聞く

能登半島地震の被害の様子を改めて聞かせてください。

工房の建物は真っ直ぐ建っていますが、基礎がやられていたり、柱が裂けたりしました。工房の敷地の中では十何本もの地割れが入り、その幅が10cmぐらいのところもありました。品物も、展示していた物とか、棚に載せてあったりした物は、ほぼ倒れて傷がつき売ることができない物が多いです。

このプロジェクトでは、それら傷ついた漆器に金継ぎしたものを出品します。金継ぎは陶磁器に施すというイメージでした。

私の知る限りでは、漆器の金継ぎはほとんどないです。「金継ぎをしてみたらいいんじゃないの」というのは以前から思っていました。漆器の修理というのは、いかに前と同じ状態に戻すかというのが修理ですが、「金継ぎにしたら模様みたいで面白いかも」と一回やってみたら、こんなに面白い物ができるのかと驚きました。漆器は傷がつくことはあるけれど、焼き物と違って二つにパカッと割れることはあまりありません。だから、焼き物の金継ぎみたいに割れたところに金の筋が入っているようにはならないのです。

塩安さんがこのプロジェクトに期待することは何でしょうか?

デパートなどではすでにできた品物を納めるという流れが多いですが、できればお客さんの要望を聞いて作っていきたいですね。昔で言えば、それが輪島の塗師屋の一番の仕事でした。サンプルを持って行商に行って、注文を聞いて、輪島に帰って、一年後くらいに納める。翌年、集金に行きがてら、また次の注文をもらう、というのが輪島の塗師屋のやり方でした。神楽坂なら、それができるかもしれない。「こうしたいな」とか、「こんなのが欲しいよね」というお客さんの声を聞いて、それを輪島に持ち帰って作っていくという流れを作りたいというのが一番です。普段から「なんでもやるよ」「断らない塗師屋だよ」ってよく言っています(笑)。

塩安さんがこのプロジェクトに期待することは何でしょうか?

デパートなどではすでにできた品物を納めるという流れが多いですが、できればお客さんの要望を聞いて作っていきたいですね。昔で言えば、それが輪島の塗師屋の一番の仕事でした。サンプルを持って行商に行って、注文を聞いて、輪島に帰って、一年後くらいに納める。翌年、集金に行きがてら、また次の注文をもらう、というのが輪島の塗師屋のやり方でした。神楽坂なら、それができるかもしれない。「こうしたいな」とか、「こんなのが欲しいよね」というお客さんの声を聞いて、それを輪島に持ち帰って作っていくという流れを作りたいというのが一番です。普段から「なんでもやるよ」「断らない塗師屋だよ」ってよく言っています(笑)。